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#カノジョできないの私だ。

参院選 追記 [雇用・マネー]

すみません。ブログテーマとズレますが、最近の記事で私は参院選について度々触れて来ましたので、もうちょっと追記させて下さい。一応テーマは「雇用・マネー」としておきます。

いやー笑いました。日経新聞が自民支持なことは私が言うまでもないことですが、今朝の朝刊の暗いこと暗いこと。(笑)完全「お通夜」状態でした。

関連記事のトップに、なんとも暗い印象で見出し: 「『消費税』に影」

参院を民主が牛耳る今後、もはや消費税アップができなくなる可能性が出た、これは大いに憂慮すべき事態だ、との内容でした。

それに続いて日本経団連など財界のお偉方が寄せたコメントの紹介。いちいち引用しませんが、要するに、「民主党勝利となった今、株価の下落、日本経済に与える打撃は必至である」、「人件費アップを訴える民主党などが発言力を持てば企業の収益は大幅に落ち込み、国際競争力もそがれる。国民はバカなのか!?」といった内容でした。

さらに2人の「識者」がコメントを寄稿していましたが、普通こういうのって、結果に対する賛否両側の意見を載せるから2人なんじゃないですか。それが今朝の日経は、2人ともアンチ民主なんです。(笑)

いやー日経は、どこまでも自民党が好きなんですなぁ……。

日経読んでて、いつも面白いのは、普段、経済理論などを駆使しながら冷徹な分析を披露してくれる同新聞が、いざ選挙となると突然、幼稚になることです。

小泉郵政選挙の時には、「郵政民営化は経済成長への第一歩。自民党に投票して景気拡大を持続させるのか、それとも民主党に票を投じ、景気の息の根を止めるのか。それは国民の選択である」という意味の記事を1面に載せました。私はいまだに何故、郵政民営化が景気拡大につながるのか、恥ずかしながら、あまり理解できていないのですが、まぁ景気拡大、望みますか?望みませんか?と訊かれたなら、みんなが望むことでしょう。でも、これって、あまりに幼稚な誘導じゃありません?

今回の参院選で日経紙は、「この選挙は自由主義か社会主義かを選択する選挙である」と、ぶち上げました。これはある意味、なかなかやるな、と思いました。日本共産党や社民党が国民の支持を失っているのは、日本国民が社会主義に対してアレルギーを持っているせいだと思われます。その中で民主だけは、野党でありながら社会主義色がない。「きれいな自民党」といったイメージです。そのイメージを、日経紙はぶち破ろうと出たわけですな。「民主党の政策は、どれを見ても完全なる社会主義である。」「国民は社会主義を望むのだろうか。それは国民一人ひとりの選択にかかっている。」これは、もし多くの庶民に読まれたならば、民主にとって打撃だと思いました。ただ、いかんせん日経新聞は、あんまし多くの庶民に読まれていない。(^^; っちゅうか、今回のも、ちと日経さんらしからぬ幼稚なアジではござんせんか?

まぁ、自民が好きなのは日経だけではありません。開票速報番組は、熟女のTBS(膳場さん)か、ピチピチ(小林麻央)の日テレか(はたまた政界ドラマのテレ東か?(笑)、という感じでしたが、私はピチピチを選んで見てました。(40代女性を応援する下の記事と矛盾してますけど(^^;) そうしたところ、四国で自民が全滅と判明した時に島田紳助が身を乗り出し、明らかに顔つきが険しくなりました。メイン司会者も様子が変わりました。その後CFが明けてみると、番組の空気が一変。「民主党のマニフェストは説得力に欠けるし意味不明」、「番組に小沢さんが出ないのもおかしい」など、民主総攻撃が始まったのです。で、番組の締めくくり。眉間にシワ寄せた伸介が「民主党の言ってることには数字的な裏付けもなく、おかしい」というようなことを言うと、メイン司会者が同意し、「我々NEWS ZEROでは今後、民主党に厳しく!番組をお送りして行こうと思います!」 これで番組が終わりました。

熟女のTBSでは視聴者からのメッセージを上に流してたんですが、それをたまたま私が見た時、こんなのが流れてました:

「それでも私は自民に入れた!」 「自民苦戦は、自民の不祥事を取り上げたマスコミの責任」

ああ、みんな自民が好きなんだわ……と痛感しました。

そして昨夜のことですよ。

「自民党万歳!天皇陛下万歳!」と叫んで列車に飛び込んだ人がおりました。ほら、某紙がお通夜みたいに暗い記事書くから死ぬ人が出ちゃった……。

私は本当は早く帰れるはずが足止めされることとなり、ホームに上げられる「すき焼き肉」や「レバー」を眺めるハメとなりましたよ。(忙しいのに、とほほ……。) *なお、この列車は、先日読売新聞に、事故報道を隠蔽するよう工作していたとバラされてしまった某鉄道会社のものなので、今回の件も報道されることはないと思います。(本当は尼崎より数年前に脱線事故起こしてるんですけどね。私らが代替バスで帰されただけで、報道はされませんでした。[列車は線路を大きく外れて走行し、電柱に激突して止まりました。])

ところで「民主大躍進」と言われておりますけど、果たしてそうでしょうか? 私は3つ前の記事で、今回の参院選では自民党が少々不愉快な思いをさせられるだけでは?と書きましたが、間違っていたとは思っていません。

今頃、国民新党や無所属の皆さんは、自民のお偉いさんから高級料亭へ招待されていることでしょう。そして数日後には自民党入党を宣言する方が続出します。すると参院の議席数はこうなります:

自民37+公明9+国民2+無所属7=計55議席

民主の60議席と、たったの5しか違いませんよ!

これは「拮抗」って言うんじゃないですかね?

てなことで、ちょこっと気分転換に無関係な記事上げてみました。つまんなくて、すみません。


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ネムタ

ぷぁりーさんにしては珍しく真面目に分析されましたね^^
でも、面白かったですよ。
ぷぁりーさんのご指摘の裏を返せば、誰が自民党政治の恩恵を受けていたのかが分かりますね。
経済は川の流れの如く、流れが止まってしまっては濁ってきます。
財界のトップにいる方々は濁らない程度に狭い範囲で流れたほうが都合がいいのでしょう。
派遣を多様し人件費を節約している大手の経営者達には内需拡大の意義と意味が分かってないのでしょう。
経済全体を語る資格はありませんね。
官僚や財界人など、奢った連中に鉄槌を打ち込むには、もう一勝が必要です。
もしもぷぁりーさんが私と同じような志であるなら、たまに真面目なブログ記事で訴えて欲しいですね。
でも、客観性を極端に欠いては、従来の自民党支援者と同類になるので気を付けたいものです。
では!
by ネムタ (2007-07-31 22:14) 

ぷぁりー

いや私はいつだって真面目ですよ!?
いつもは真面目にふざけてるんです。(笑)
最後のコメントは、ひょっとしてチクリとやられたのでしょうか?
およそ私の記事は客観性に欠けていたと思いますので。(^^;
客観性はおっしゃる通り大切で、私の場合、かつては師匠が私のバランスを取ってくれていて、今は日経新聞ですね。これが私と真っ向から異なる考え方を示してくれるので、どうにか客観的な視点を保てています。

真面目な政治ネタ、まだまだ書きたいのですが、そろそろ読者の皆さんから「いい加減にしなさい!」と突っ込みが来そうなので、書きにくいです。
ちなみに閲覧数も、参院選がらみのは「13」とかです。(笑)
あの初め伸びなかったJuliaさん関連の記事も今は150を超えたのに、政治ネタは関心引かないようですね。
なお、過去記事中でダントツの閲覧数を誇るのは「中年下流&中年童貞」です。千の風になろうか、という勢いになってます。あの記事がこんなにブレイクしようとは予想外でした。
by ぷぁりー (2007-08-03 01:55) 

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