思考は巡る

先日、結婚しなければカネが貯められると書きました。私は守銭奴になってしまったのか？と。

このところの私は、夏に「１千万預金構想」を打ち立てたりして以降、資産形成に燃え狂っておりまして、近頃は「老後用に年１００万円ずつの自分年金を作る」を目標として力んでおりました。
しかし、そんな私に忍び寄るこのむなしさは一体なんなのでしょうか？

老後、年１００万円ずつ使える自分年金をこさえるためには、私の作戦としましては、某生命保険会社の利率変動型積立個人年金保険へ毎年３６万円強、世界４資産分散ファンドへ毎月２万５千円ずつ積み立てて行く必要があります。これに生命保険を年金として使えば９０歳くらいまでは毎年１００万の自分年金を作れる（はず）。そのためには合計して毎月約７万６千円を６０歳まで積み立て続けねばなりません。（６０～６５歳は月々５万５千円）
これを私の収入でやると、今後の人生を、ただひたすら「老後のため」に捧げて生きる格好となるのです。自分が結婚しないだけでなく、知人・友人の結婚披露宴も全てパスする。不幸があってもばっくれる。娯楽は極限まで我慢をし通す。そうしてただひたすらに、「老後資産」「老後資産」と言いながら生きて行く人生です。
これ、むなしいですよねぇ？
なんだか、むなしくなりました。

上の計画は、独りでいるうちは実行しようと思いますが、そのために結婚しないとか若いうちの楽しみを抑え込むとかは、やめようかという気になって参りました。臨機応変、少しでも元気な時期を楽しむためにおカネを使うべきかな、と。

なんか、変なカネの霊に取り憑かれてた気がします。